言葉が未来をつくる ― 「なんで」よりも「どうしたら」①
- 舟橋 学

- 5 日前
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更新日:4 日前
私たちは、日々、自分の中でたくさんの言葉を使っています。その言葉が、思考をつくり、やがて現実をつくっていきます。
たとえば、何かがうまくいかなかったとき、「なんでこうなったのだろう?」「どうしてあのとき、ああしてしまったんだろう?」そう自分に問いかけることがあります。
でもこの「なんで」「どうして」という言葉は、意識を過去に引き戻してしまいます。脳は、その質問に忠実に反応し、過去の記憶の中を探り始めるのです。「誰が悪かったのか」「どこで間違えたのか」「なぜ自分はできなかったのか」――そうして過去の再生を繰り返すうちに、心はだんだんと重くなっていきます。
一方で、もし同じ場面でこう問いかけたらどうでしょう。「どうしたら、これをより良くできるだろう?」「どうしたら、自分らしく乗り越えられるだろう?」
この“どうしたら”という言葉は、脳に“未来を考えるスイッチ”を入れます。
脳は解決や創造の方向へ動き出し、自然と未来志向のエネルギーが流れ始めます。過去を責める代わりに、未来を描き始める――その瞬間、意識の焦点が“過去”から“可能性”へと変わるのです。
言葉はただの音ではありません。言葉にはエネルギーがあります。どんな言葉を自分に投げかけるかで、未来の波動はまったく変わっていきます。
私自身も、セッションの中でクライアントの方々に、「“なんで”ではなく、“どうしたら”で自分に問うてみてください」とよくお伝えしています。
未来を開くのは、環境でも運でもなく、“今、どんな言葉で自分を導くか”という選択です。
今日も自分に、優しく、未来につながる質問をしてみましょう。
「どうしたら、私はもっと幸せに生きられるだろう?」この問いが、あなたの意識を未来へと導く第一歩になります。



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