恨み、呪い、念、生霊
- 舟橋 学
- 6月3日
- 読了時間: 2分
目に見えない「念」や「恨み」について、不思議に思う方もいるかもしれません。けれど、私はセッションの中で、実際にそれらが人に与えている影響を見ることがあります。
恨み、呪い、強い念、生霊のような重たいエネルギー――それを「受けてしまっている方」は、意外と多くいらっしゃいます。でも、これは決して「誰かからの一方的な攻撃」だけで起きているわけではないのです。
もしかしたら、私たち自身も、気づかぬうちに誰かに「念」を飛ばしてしまっていることがあるかもしれません。強い執着や怒り、悲しみ、嫉妬や後悔といった感情が、知らず知らずのうちに、相手に届いてしまうことがあるのです。
そしてそのエネルギーは、巡り巡って、また自分に返ってきます。「そんなつもりじゃなかった」と思っていても、意識せずとも、私たちは誰かに影響を与え、また受けてもいるのです。
いつも何かに苦しんでいるように感じる方、人間関係で妙に疲れてしまう方、体調がすっきりしない方。そういう方は、もしかすると自分でも気づかないうちに、誰かからの「念」や「重たい想い」を受け取ってしまっているのかもしれません。
けれど、そうした念やエネルギーが飛んでくる背景には、逆恨みや誤解、自分には分からない相手の傷があることもあります。どちらが正しい、誰が悪いという問題ではないのです。
だからこそ、自分自身が「そうならない」ように、意識して整えていくことが大切です。怒りを手放し、執着を緩め、念を飛ばす代わりに、自分の内側を見つめて整えること。これは、自分にも相手にも、本当に大きな癒しをもたらします。
念は、意識の矢のようなもの。自分の思いが誰かを傷つけていないか、そして、自分が何かを受け取って苦しんでいないか。どちらも、静かに見つめてみてください。
「自分も飛ばしているかもしれない」そう思えることが、すでに目覚めの第一歩です。
重たい感情に気づいたら、それを「終わらせる」のも、また自分です。誰かの念に苦しんでいるとしたら、それを「抜けていく」のも、また自分です。
今ここから、あなたのエネルギーは変えられます。だからどうか、自分を整え、人に優しく、そして自分にも優しく。
あなたのエネルギーが澄んでいくことで、まわりの世界も、少しずつ変わっていきます。

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