お金よりも、もっと大切なものがあるという話
- 舟橋 学
- 6月1日
- 読了時間: 3分
最近、セッションを通じて「お金」に関する相談がとても増えています。副業、投資、資産運用──そして、数千万円単位の損失を抱えて苦しむ方も少なくありません。
話を聞くたびに感じるのは、「人生の目的が“お金を得ること”にすり替わってしまっている」ということ。もちろん、お金は大切です。生活には必要だし、あれば安心も広がります。しかし、それが人生の“中心”になってしまったとき──人は、自分自身を見失ってしまうのです。
ある方は、こう言いました。
「お金を得ることで自由になれると思っていたのに、今はお金のことしか考えられなくなってしまいました」
この言葉には、本質があります。お金を追いかけるあまり、「自由になるはずが、逆に不自由になっている」。そんな人が、実際にたくさんいらっしゃるのです。
人生のゴールが「お金」になると、何をするにも「いくらになるか」「損か得か」が判断基準になります。
本当は、ワクワクするかどうか、心が震えるかどうか、人の役に立つか、自分が幸せか、そうした“魂の基準”が人生を導いてくれるはずなのに、お金がその上に乗ってしまうと、人生の舵は大きく狂い始めます。
「あなたが本当に大事にしたいものは何ですか?」
それは、
家族との時間かもしれない
誰かに優しくできる心かもしれない
目を閉じたとき、静かに湧いてくる“安心感”かもしれない
どれも、お金では買えないものです。でも、それこそが、**人生を支える“本当の豊かさ”**ではないでしょうか。
お金に失敗した方々と話していて、私が一番感じるのは、「損をしたこと」よりも、「本来の自分を見失っていたこと」に対する後悔です。だからこそ私は、「自分が本当に生きたい人生とは何か?」を、セッションの中で丁寧に見つめていただく時間を大切にしています。
■ 本当の“豊かさ”は、いつも静かに、すぐそばにある
お金は手段であり、目的ではありません。お金が増えたから幸せになるのではなく、「幸せに生きる在り方」が整ったとき、結果として豊かさは後からついてくるものです。
私たちは、ときに迷います。失敗もします。焦ることも、不安に飲み込まれることもあります。でも、立ち止まって自分にこう問いかけてみてください。
「私は、何のために生きているんだろう?」
その答えが見えてきたとき、お金ではなく、「本当に欲しかったもの」が、心の奥から立ち上がってくるでしょう。
私はその気づきのお手伝が少しでもできればと思います
あなたが今、この瞬間にできる「小さな一歩」は何でしょうか?
心が少し軽くなることは何だろう?
本当はやりたくないのに、惰性で続けていることはないだろうか?
逆に、「やってみたい」と思っていたけれど、後回しにしていたことは?
「何かを変える」必要はありません。ただ、本当に大切なものの方向を向くこと。その一歩
が、人生を変えていきます。
最後に、あなたへの小さな祈り
今日という一日が、あなたにとって「本当に大切なもの」と静かにつながる時間になりますように。 お金のためではなく、誰かと比べるためでもなく、あなたの魂が本当に望む生き方を、どうか思い出せますように。
迷ったときは、自分の心にそっと問いかけてください。そしたら気が付くことがあると思います

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